【社説】先進国になるにはまだ前途は遠い=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.16 12:23
李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨日、光復節(解放記念日)67周年の演説をした。大統領の演説のうち8.15演説は就任演説に次いで重要だ。このため任期最後の年の8.15演説は、5年間の任期を整理するものといえる。李大統領は意味深長な評価を残した。「私は08年の就任演説で‘大韓民国先進化元年’を宣言した。きょう大韓民国が堂々と先進国入りしたことを確認する」。
李大統領は「先進国実現」の約束を守ったと宣言したようだ。ある面では間違っていない言葉だ。おいしい虫を餌にするため早起きする鳥のように、李大統領は熱心に仕事をした。最後までこういう勤勉は続くだろう。李大統領は演説でさまざまな数値と実績に言及した。韓国は08年グローバル金融危機を世界で最も模範的に克服した。主要国のうち雇用が08年危機以前のレベルに回復した国は韓国とドイツだけだ。国家債務比率も良好で、他国の格付けが下がる時、韓国は2つも格上げされた。韓国は世界最高会議の主要20カ国・地域(G20)の一員になり、アジアで初めてG20首脳会議を開催した。世界核安全保障サミットもソウルで開催された。韓国の世界派遣ボランティア団規模は米国・日本に次いで世界3番目だ。ロンドンオリンピック(五輪)では世界5位のスポーツ強国になった。