スポーツ外交官を夢見るソン・ヨンジェとキム・ヨナ…大学は異なる選択(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2012.09.13 17:03
高校3年の受験生。 “新体操の妖精”ソン・ヨンジェ(18、世宗高)の現実だ。 エリート選手として同級生とは違う道を歩んでいるが、ソン・ヨンジェにとっても大学進学は人生で最も重要な瞬間だ。ソン・ヨンジェは先週、延世(ヨンセ)大学スポーツレジャー学科の随時募集に志願した。 ソウル所在の7大学が“スカウト競争”をしたが、ソン・ヨンジェの最終選択は延世大だった。 ある私立大は総長までが出てきて話をしたが、効果はなかった。ソン・ヨンジェの延世大進学が伝えられた時、新体操界から出てきた反応が興味深い。 ある関係者は「私たちはみんな予想していた。 キム・ヨナが高麗(コリョ)大に行ったから」と話した。
延世大はキム・ヨナ(22)が通う高麗大とともに伝統の名門私学だ。 両大学は学問分野だけでなく、スポーツでもライバル関係を形成してきた。 すなわち、「キム・ヨナが高麗大に行ったから、ソン・ヨンジェは延世大に行くのでは」という考えが実際にあったということだ。当初、ソン・ヨンジェを世間に知らせたのは“新体操のキム・ヨナ”というタイトルだった。 “妹”のソン・ヨンジェが歩む道は“姉”キム・ヨナと非常に似ている。2人の縁は3年前に遡る。 ソン・ヨンジェは中学3年だった09年、当時キム・ヨナが所属していたIBスポーツと契約した。 フィギュアスケート不毛地の韓国でキム・ヨナという宝石を発見し、世界的な選手に成長する過程を見守ったIBスポーツが、ソン・ヨンジェにその可能性を見いだした。