【社説】墜落する韓国経済に翼はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.23 09:20
今年の韓国の経済成長見通しがますます暗くなっている。アジア開発銀行(ADB)はこのほど韓国の今年の成長率見通しを昨年10月の3.4%から2.8%に大幅に引き下げた。これは日本を除くアジアの国内総生産(GDP)上位11カ国のうち下から2番目だ。今年のアジア経済圏の平均成長率は6.6%に達する。アジア圏で成長率が韓国より低い国はシンガポール(2.6%)だけで、昨年の1人当たりGDPが5万1162ドルと韓国の2万3113ドルの2倍を超える事実上の先進国だ。一時成長神話の主役だった韓国が1人当たり所得2万ドルの敷居を越えるやいなやアジアの劣等生に転落する危機にさらされているのだ。
国際的な会計コンサルティング会社であるアーンスト・アンド・ヤングは今年の韓国の成長率見通しを1月に発表した3.3%から2.2%と3カ月で1.1ポイントも引き下げた。政府が先月税収不足を補填するための追加補正予算の必要性を強調しながら出した2.3%よりも低い数値だ。新政権発足後、韓国経済が急転直下で墜落するかも知れないという警告だ。