【時視各角】アベノミクスに劣勢のクネノミクス(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.06 09:01
朴槿恵(パク・クネ)大統領が新年のあいさつ会で「国民所得4万ドル時代を操り上げよう」と述べた。今年の韓国政府の経済成長率予測値は3.9%。希望に満ちたうれしい内容だ。しかし新年早々、金融市場が送る信号は不吉だ。KOSPI(韓国総合株価指数)は2日間で65ポイントも下落し、100円=1000ウォンの為替レート等式が崩れるのも時間の問題とみられる。
当初、韓国経済のリスク要因には米国の出口戦略と中国経済の停滞が挙げられた。実際に蓋を開けてみると、為替レートと主力産業の収益性悪化が目の前にある。何よりもアベノミクスの力が尋常でない。政府は世界経済の緩やかな回復を予想し、今年の輸出増加率を6.4%と見込んだ。しかし年初からウォン高円安で支障が生じている。サムスン電子を除いた主要90輸出企業の今年の営業利益は前年比で12%後退すると予想される。