【噴水台】されど大韓民国に希望があるのは…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.01 14:51
久しぶりに来た中国人の友人の最初の言葉は「セウォル号」だった。中国人もこの事件がショックだったと語った。事故も事故だが、官僚社会の無能と腐敗に「韓国もどうしようもない後進国」ということだ。そしてこう話した。「中国には習近平がいるが、韓国には誰もいなかった」。中国では大型災難が発生すると、習近平が先頭に立てば共産党が動き、なんとか民心がなだめるという。「最近、中国では韓流が話題の中心で、コリアンスタイルは羨望の対象だ。ところで今は韓国が本当に羨望するほどの国なのか、よくわからない」。
だから友人にこう答えた。「韓国政府と政治は三流かもしれないが、市民精神は一流だから羨望してもかまわない」と。安山を取材し、普通の市民と話し、沈没の瞬間に子どもたちが見せたレベルの高い市民精神を確認したため、自信を持って話すことができた。