韓国の老人療養施設からスーパーバクテリア、世界で初検出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.09 09:05
韓国内の療養施設と療養病院で集団生活をしてきた高齢者患者から、従来の治療剤(抗生剤)に反応しない強力な肺炎球菌が発見された。抗生剤の誤用・乱用のために生まれたスーパーバクテリアの一種だ。
サムスンソウル病院のカン・チョルイン教授(感染内科)が2011~2012年に病院を訪れた肺炎患者510人を調査したところ、5人から「広範囲の抗生剤耐性肺炎球菌」が発見された。カン教授は8日「これらの患者は肺炎球菌の治療に使われる8種の抗生剤のうちテトラサイクリンなど6種に全く反応せず、バンコマイシンなど2種類の薬には微弱反応した」と明らかにした。カン教授チームはこうした内容を米疾病対策センター(CDC)学術誌5月号に発表した。