翼をつけた「観光日本」…気まずい関係の韓国人も大歓迎(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.02.22 10:17
この頃日本では山間部の山里も外国人観光客で混み合う。日本人も一生に一度行くかどうかという山奥に、外国人観光客が訪れる理由は何だろうか。最も大きな理由は、アベノミクス(安倍晋三首相の経済政策)が狙った円安効果だ。アベノミクスは失敗した政策に挙げられる。円安のおかげで輸出業が気力を整えたが、消費が生き返らずデフレーションの泥沼でもがいて経済成長率も引き上げられなかったという理由からだ。だがアベノミクスが集中的に育成した観光産業は翼をつけて勢いよく飛んでいる。
昨年、日本を訪れた外国人観光客は1974万人だった。1年前の1341万人から47%急増した。同期間、韓国は100万人近い6.8%減少して外国人観光客の誘致人員が1323万人に縮小した。日本の円安の威力が大きかった。だが日本の観光立国政策を開けてみれば、円安が全てではないということを知るようになる。