【コラム】韓日の慰安婦葛藤を解くには…(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.01.23 08:07
2015年12月28日の韓日慰安婦合意は、両国国民の批判にもかかわらず、両国指導者の決断による歴史的な選択だった。韓国政府は被害者が生存している間に名誉回復をしなければいけないという切迫感があった。日本政府は韓日関係を回復し、北東アジアの秩序を主導する戦略的な必要性があった。
このように両国指導者の決断から出てきたものだが、両国でこの問題が国内政治イシュー化し、不満の声が続いている。韓国の不満は韓国国民の日本に対する認識を考えれば当然の反応かもしれない。日本では安倍晋三首相を支持する右派が慰安婦合意に不満を表し、安倍首相の足を引っ張る局面になった。これまでの経過を見ると、両国政府は一致協力するよりも、国内の政治を過度に意識して妙な争いをし、政府がするべき後続作業をしないという懸念をもたらした。