【時視各角】「文在寅の対北朝鮮政策」を見たい(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.24 15:48
文在寅(ムン・ジェイン)候補が2007年に対北朝鮮人権決議案を処理する際「北に事前に打診した」という主張があり、論争が激しい。私は別の方法で尋ねたい。大統領になれば、今年末に国連にまた提出される対北朝鮮人権決議案にどんな態度をとるのか。「賛成」するのか、10年前のようにまた「棄権」するのか。
2017年の北朝鮮は2007年の北朝鮮と質的に完全に違う新しい国になった。2007年は北朝鮮が体制保証と経済協力が約束されれば核を放棄するとみる最後の希望の時代だった。このため盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)を放棄するという疑いまで受け、西海平和経済構想を金正日(キム・ジョンイル)総書記と談判したのだ。そこには一抹の正当性があった。核放棄と経済の交換が可能だろうとみた時期の苦闘だった。