【コラム】文大統領の高い支持率はいつまで続くのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.12 16:41
就任2カ月の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が高い水準を維持している。韓国ギャラップの先週の世論調査では83%だった。歴代政権はすべて高い支持率でスタートして低調な支持率で終わる「初高末低」現象を繰り返した。しかし大統領選挙の勝利の後光効果だけと見るには異例に高い数値だ。韓国ギャラップによると、歴代大統領の就任1カ月後の支持率は金泳三(キム・ヨンサム)大統領71%、金大中(キム・デジュン)大統領71%、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領60%、李明博(イ・ミョンバク)大統領52%、朴槿恵(パク・クネ)大統領42%だ。これに比べると文大統領はかなり高い。なぜか。
まず、世論調査の時期が違うのが原因に挙げられる。補選で当選した文大統領は大統領選挙の開票終了直後に就任した。就任1カ月後の6月第1週に最初の調査が実施された。歴代大統領も同じように就任1カ月後に最初の調査をしたが、当選日を基準にすると100日目の3月末だった。文大統領は当選日から60日ほどしか経過していない。歴代大統領は大統領職引き継ぎ委員会が発表した政策や人事の雑音で就任と同時に支持率が落ちるパターンが多かった。