【社説】校内暴力が低年齢化、教師を殴る小学生まで…=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.09.01 13:44
校内暴力の低年齢化が深刻になっている。小学生同士の暴力が増えているのはもちろん、教師を殴ったり暴言を吐く「恐ろしい小学生」が最近5年間に3倍に増えた。思春期に攻撃性が高まる現象の「中2病」に例えて「小4病」という言葉まで広まっている。
先日公開された教育部の「最近5年間の教権侵害現況」はその実態をそのまま表している。小学生の暴行・暴言など教権侵害件数は2013年の58件から昨年は167件に急増した。同じ期間、中学生(昨年1008件)は3分の1、高校生(昨年1391件)は半分ほどに教権侵害件数が減少しているのとは対照的だ。絶対件数は依然として中学・高校生が多いが、小学生の件数が単独で増加しているところに問題の深刻性がある。教育部の「2018年校内暴力実態調査」でも被害を受けた小中高生5万人のうち小学生が72%で最も多かった。小学生の数は減少しているが暴力の件数は増えている。