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BTSの次は誰?ユーチューブ・ツイッターが熱い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.07 09:22
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BigHitが新たに公開したボーイズグループTXT。北米や日本などにファンダムを拡張し、第3世代アイドルの代表の地位を得た防弾少年団のバトンを受け継ぐのか関心が集まる。(写真=BigHitエンターテインメント)
防弾少年団(BTS)以後のK-POPはどこへ向かうのだろうか。BTSが昨年米国ビルボードのトップを2度占めるなどK-POPの境界を崩したことで、その領域がどこまで拡張されるのか関心が集まっている。これに応えるように4大企画会社、SM・YG・JYP・BigHitエンターテインメントが一斉に新人グループのデビューを知らせた。BTS、TWICE(トゥワイス)、BLACKPINK(ブラックピンク)など第3世代アイドルに関心が最大化している中、相次いで輪郭を見せた「弟・妹グループ」がその人気をどのように継続させるのか、また、2019年に歌謡界がどのように再編されるのか期待を集めている。

一番初めにスタートを切ったのはBigHitだ。BigHitは先月11日からユーチューブ・チャンネルで1日1人ずつ「イントロダクション・フィルム(紹介映像)」で5人組の新鋭ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER(TXT/トゥモロー・バイ・トゥギャザー)の誕生を知らせ、続いてメンバー別に「クエスチョニング・フィルム」を公開した。TXTはBigHitが6年ぶりにデビューさせる新しいグループなだけに、音楽と映像を網羅するストーリーテリングで影響力を強固にしたBTSの戦略を継続するという計算だ。

 
「互いに違う君と僕が1つの夢のために集まり、一緒に明日を作っていく」というTXTのグループ名からも感じられる。BTSのリーダーRMは2017年の中央日報の新年インタビュー当時「とても違う君と僕が世の中の無数の違うものについて一緒に話せる雰囲気を願う」と明らかにした。世界市場でもまず先にアジアン・ヒスパニックなどのマイノリティを中心に反響が起こったように多様な少数者集団に寄り添うものと見られる。

テレビ番組を経ずに企画会社のチャンネルをプラットホームとして活用する戦略も功を奏した。BigHitは今までYouTubeチャンネル「防弾TV」などを通して多様なフォーマットのオリジナル製作コンテンツを公開してきた。世界中にリアルタイムで伝播しながら国内外のファンと同時に疎通できるのが長所だ。おかげでTXTはまだデビュー日も確定していないのにユーチューブ累積再生回数6000万回、ツイッターフォロワー数100万人を突破するなど早くも関心を集めている。

弟・妹グループを標ぼうしつつ、姉・兄グループとは違う戦略を取る場合もある。12日にデビューを控えたJYPの5人組ガールズグループITZYが代表的だ。JYPは2015年にケーブルテレビMnetのサバイバル・プログラム『シックスティーン』でTWICEを選抜したのとは異なり、ITZYはツイッター・アカウントでメンバーを次々と公開した。『シックスティーン』に出演していたチェリョンをはじめとし、それぞれケーブルテレビJTBC『ミックスナイン』とSBS(ソウル放送)『ザ・ファン』で顔が知られたリュジンとイェジなどで構成されている。可愛らしく溌刺としたTWICEよりはガールクラッシュ・コンセプトのmiss A(ミスエイ)に近い。また、9人中海外派メンバーが4人のTWICEとは違ってメンバー全員が韓国人だ。

これはJYPが構想してきたビジョンとも関係なくない。JYPの代表パク・ジニョンは「K-POPの第1段階が韓国コンテンツを海外に輸出することで、第2段階が海外の人材を発掘して韓国のアーティストと混合することだったとすれば、次の段階は海外で現地の人材を育成およびプロデュースすること」と明らかにした。国内派のITZYとは別にJYPは昨年中国テンセント・ミュージックと合同で全員中国人で構成された6人組のボーイズグループ「ボーイ・ストーリー」を公開し、7日には日本ソニー・ミュージックと日本人のガールズグループ・プロジェクトを発表するなどツートラック戦略を駆使するものと見られる。

YGとSMもそれぞれ異なる形で現地化を試みている。動画配信サービス「ネイバーVライブ」でサバイバル・プログラム『YG宝石箱』を放送したYGは今月2組目のボーイズグループのデビューを発表した。同番組の優勝チームである7人組ボーイズグループ「トレジャー」とは別に参加者から6人を選抜して新しいチームを構成した。Mnet『ウィン:フー・イズ・ネクスト』(2013)と『ミックス・アンド・マッチ』(2014)からWINNER(ウィナー)とiKON(アイコン)をデビューさせたのと同じ戦略だが、オンライン・プラットホームを積極的に活用した。特に2組目のグループにはYGジャパンのレッスン生3人が含まれ、日本での積極的なプロモーションが予想される。

かつて2000年代中盤から「第3世代アイドルグループは現地型になるだろう」(イ・スマン総括プロデューサー)と公言してきたSMは先月中国で7人組のボーイズグループ威神V(WayV)の最初EP『ザ・ビジョン』を発表した。メンバーの人数に限りがなく構成が自由な形で2016年にデビューしたNCTよりもう一歩先を行くグループで、NCT出身のメンバー4人(クン・ウィンウィン・テン・ルーカス)が含まれている。彼らもツイッターと微博(ウェイボー)チャンネルでメンバー別映像「ドリーム・ラーンチ・プラン」で初めてお披露目した。

このような試みについて専門家らは期待と憂慮を同時に表わしている。韓国ジョージメイソン大学のイ・ギュタク教授は「BigHitやJYPの新しいグループよりBTSあるいはTWICEの弟・妹グループに期待するファンが多いということは企画会社よりグループのブランドの方が大きくなったことを意味する」とし、「大手企画会社の定形性を抜け出し、チームごとに斬新な魅力を披露できるればK-POPのスペクトラムも更に広がるだろう」と見通した。ただし、「企画会社の立場での海外市場の拡張が必ずしもK-POPの拡張に寄与するものではない」とし、「K-POPは超国家性と地域性が結合して成功したモデルだから力量が分散すれば持続的成長を担保できないだろう」と話した。

音楽評論家のキム作家はK-POPを、アップルのiPhoneなどの組立の世界最大電子機器委託生産企業となった台湾のフォックスコンに喩えた。キム作家は「内需市場より海外市場を念頭に置いた輸出第一主義が発現した結果、K-POPが世界のポップス市場でフォックスコンのようなアイドル製造工場に成りつつある」とし、「グローバル市場を同時に攻略するのも良いが技術とシステムばかりが残ることにならないように注意しなければならないだろう」と付け加えた。

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