「嫌韓ビジネス」が触発した『反日種族主義』症候群(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.02 10:27
先月21日に東京で開かれた李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大教授〔李承晩(イ・スンマン)学堂学長〕の記者会見にはOB・現職記者100人余りが集まった。李氏が書いた『反日種族主義 日韓危機の根源』(以下、『反日種族主義』)の日本語版出版にあたって日本記者クラブが用意した席だった。開始前からすでに満席で、会見場外にも椅子20脚余りを置かなければならないほどだった。彼らのために記者会見は扉を開いたまま行われた。
記者会見場には熱気であれていた。「韓国人の反日感情を理解できるようになった」「このように衝撃的な本は初めて」という反応もあった反面、「日本の植民支配に対する責任はどう思うか」「強制徴用者らが自由に生活をしたと主張しているが、その根拠はなぜ提示しなかったのか」という鋭い質問も飛んだ。YouTube(ユーチューブ)に掲載された李氏の記者会見動画は再生回数が17万回を超えた。普段3000回程度であることと比べると、その50倍以上となる人々が動画を見たことになる。