【コラム】ロボット技術大国リストに大韓民国はない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.09 10:10
人類は自身の幸福のために向け他人の犠牲と労役を当然と考えた。人間の奴隷を持って支配力の尺度とした。科学技術が発達して産業化時代が到来し人間の奴隷は消えロボットが登場した。ロボットは人間に代わり労役する「人造人間」奴隷だ。語源であるチェコ語「ロボタ(robota)」は「強制労働」または「つらいこと」を意味する。
近代ロボットの父、ジョセフ・エンゲルバーガーは1961年に世界初の産業用ロボット「ユニメイト」を開発した。ユニメイトは自動車生産ラインで部品を移動する人間の厳しい肉体労働を代替した。続いて産業用ロボットは労働者に代わり組み立て、溶接、運搬などをてきぱきやり遂げた。大きな成功を収めたロボット企業はロボットの活用範囲をますます広めていった。有害ガスと高熱、紫外線などを使う半導体製造工程もやはりロボット帝国になった。酸化・蝕刻・蒸着など、名前も難しい各種工程ごとに装備の中でロボットが24時間一糸不乱に稼働する。