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「中国のマスク工場はほこりが舞い従業員は素手で作業」暴露が波紋

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.08 11:09
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中国のあるマスク輸出代理商が殺菌作業場も全くなくほこりが舞う中国のマスク工場で生産したマスクをだれが使えるのかと暴露し大きな波紋を投げかけている。

香港紙の明報が7日に伝えたところによると、こうした内容は陳国華という名前の中国マスク輸出仲介商が中国の科学技術メディア「36kr」傘下のコンテンツプラットフォーム「Tech星球」に中国マスク工場の混乱した様相を話して明らかになったものだ。

 
陳氏は中国マスク工場の約60%は全く殺菌作業場がないと話した。「マスクを生産する工場に行ってみたがどこもほこりでいっぱいだった。作業場で働く人はマスクも使っておらず手袋もしないで素手でマスクを整理していた」と紹介した。

彼は「このように生産したマスクをだれがあえて使うだろうか? だれがあえて顔に使うのか?」と反問した。

陳氏はまた、中国のマスク工場の資格証も金で売買されていると明らかにした。甚だしくは金を払って買う必要もなく別の工場の資格証を利用したりもすると話した。

例えばある工場にマスク生産資格証明があれば資格証がない別の工場がその工場の名前で製品を生産する方式だ。N95のような高級マスクは資格証明がある大きな工場が注文を受け、資格のない複数の小さな工場に下請けに出しているという。

中国は1月末から新型コロナウイルスに問題が深刻化しマスク不足現象が起きると中国政府の奨励の下で多くの紡織会社と食品会社などがマスク生産工場に業種を変えた。

湖北省武漢を封鎖した1月23日から3月11日まで中国内だけで実に5489カ所の新しいマスク工場ができ、中国国家発展改革委員会はこれに伴い3月初めに中国の1日当たりマスク生産量が1億枚を突破したと自慢したりもした。

だが陳氏は臨時マスク工場を作った衣類会社や機械設備会社の施設と技術が標準に達していないと話した。彼は、中国の工場の場合、マスク生産機械だけを購入してすぐ生産に乗り出している状況だと伝えた。

現在中国は内需用マスクは十分な状態で、輸出用にKN95やN95などの高級マスクを作らなくてはならないが、技術水準が追いついていないということだ。彼はKN95マスクの場合、1週間に基本的に十数万枚を売れると話した。

ところが米食品医薬品局(FDA)が3月28日に中国で生産したマスクは適していないと判定し、彼が苦労して確保したKN95マスクの生産ラインをすべて廃棄してしまったと明らかにした。

一方、最近各国で中国製マスクに対する品質問題が提起されると、中国商務部は先月30日に輸出される医療物資の品質を厳格に監督すると発表した。1月から中国で偽マスクを作って摘発された作業場だけで1万カ所に達すると明報は報道した。



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