【時視各角】助けてください、会社を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.17 13:39
彼の名前はイ・シグク(40、仮名)。彼は中堅衣類ベンダー会社の欧州チーム長だ。今月1日から休職している。新型コロナで衣類業界が直撃弾を受けたからだ。輸出はストップし、リストラが始まった。彼を知ったのは知人のJ氏を通じてだ。彼は自分の名前はかまわないが、会社名は伏せてほしいということだった。会社が政府の支援で不利益を受けないか心配していた。結局、彼の名前も仮名にするしかなかった。J氏はイ・シグク氏の事情が正確に伝えられることを望んだ。
「今月初め青瓦台(チョンワデ、大統領府)の国民請願に載せられた内容にシグク氏が同意してほしいと伝えてきた。『文在寅(ムン・ジェイン)大統領、新型コロナ拡大による韓国衣類ベンダー繊維産業を助けてください』という請願だ(今月末が期限のこの請願は同意が16日現在1万人を少し超えている)。当時、彼は休職中であり、会社が厳しい状況にあることを知った。政府が必要としているところではなくとんでもないところにお金を使うという気がした」。