「中国だけ低価格かと思ったら」…日本製鉄鋼材の低価格攻勢にあえぐ韓国鉄鋼業界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.16 18:01
日本製鉄鋼材の韓国攻略が激しくなっている。構造調整が避けられないほどの供給過剰に陥っている上に新型コロナウイルス流行の余波で日本の内需不振が続いており、これに対する突破口として韓国向けの輸出量を増やしたとみられる。問題は、品質は中国製よりはるかに良いが、価格まで下がったということだ。上半期の日本製熱延鋼板輸入価格は前年同期より10%ほど下がった。
関税庁と鉄鋼協会によると、上半期の日本製鉄鋼材輸入量は261万トンを記録した。昨年上半期の272万トンと比較すると4%減少したが、ポスコや現代製鉄の1-3月期売り上げが8~9%減少するなど韓国の鉄鋼業界が苦戦していたのと比較すると日本製鉄鋼材は善戦した格好だ。特に自動車・家電用に使われる冷延鋼鈑素材である熱延鋼板(高温加熱した後に薄くし鋼板)と建設資材用に使われる棒鋼・形鋼輸入が増えた。