韓国、週末の大雨で少なくとも15人死亡・行方不明…気象庁予想できず「後手の中継庁」批判殺到(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.03 07:42
梅雨開け間近の梅雨前線に台風4号「ハグピート(HAGUPIT)」によってもたらされた水蒸気まで加わり、韓国では1~2日、首都圏をはじめ中部地方に水爆弾が降り注いだ。ところによっては1時間あたり100ミリを超える大雨が降って浸水や土砂崩れなどの被害が相次いだほか、2日午後8時現在15人(死亡7人、行方不明8人)以上が亡くなったり行方が分からなくなったりするなど人命被害も続出した。だが、韓国気象庁は梅雨前線を発達させた台風発生による水爆弾の予測を適時にできず、手遅れになってから騒ぐ「中継庁」だという批判が出ている。今回の中部地方の集中豪雨は5日まで続く見通しなので、被害の拡大が懸念されている。
気象庁は2日午後、ソウルや仁川(インチョン)、京畿(キョンギ)のほとんどの地域に大雨警報を発令し、忠北(チュンブク)と忠南(チュンナム)、江原(カンウォン)と慶北(キョンブク)の一部地域にも大雨特別警報を下したと明らかにした。気象庁関係者は「2~3日、中部地方には100~200ミリ、ソウル・京畿道と江原嶺西(ヨンソ)、忠清(チュンチョン)北部は最大300ミリの雨が降るほか、5日まで雨が続きながら累積降水量が最大500ミリを超える地域も出てくる可能性がある」と明らかにした。