バイデン氏が就任するや…文大統領「インド太平洋秩序」に言及
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.22 06:48
韓国 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、「韓半島(朝鮮半島)を含めたインド太平洋地域の秩序が急激な転換期に入っている。堅固な韓米同盟と共に周辺国との協力関係を一層発展させて、今の転換期をわれわれの時間にしていく時」と述べた。文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で主宰した国家安全保障会議(NSC)全体会議で、「韓米両国政府が共通で志向している国際連帯と多国主義に基づいた、包容的かつ開放的な国際秩序を作るために緊密に協力していってほしい」と明らかにした。
文大統領が主宰した今回のNSC全体会議は、就任後10描い目、2019年3月米朝首脳会談「ハノイノーディール以降22カ月ぶりとなる。この日の会議は米国バイデン政府の発足に合わせて外交部・国防部・統一部など外交・安保部署の業務報告を兼ねて開催された。目を引いた部分は、文大統領が就任後初めて「インド太平洋体制」を国際情勢判断の新たな枠組みとして提示した部分だ。「インド太平洋戦略」という言葉の中には、米国を中心に同盟国が参加して中国の勢力拡大を牽制(けんせい)する概念が含まれている。文大統領は、これまで韓中関係などを考慮してこの用語を自制してきた。