【社説】バイデン行政府と最初から衝突した鄭義溶外交=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.09 10:34
国会外交統一委員会が青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保室長を務めた鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官候補者に対する聴聞会の経過報告書を昨日与党単独で採択した。国民の力議員は鄭氏が文在寅(ムン・ジェイン)政府の外交・安保を破綻させた張本人なので「不適格だ」として反対した。しかし、文大統領は彼の外交部長官任命案を昨日決裁した。現政権の人事聴聞会は与党と青瓦台の一方通行式だ。鄭氏の聴聞会と任命も同じだった。
鄭氏の前に置かれた懸念されることは一つや二つでない。直ちに米国とぶつかる。北朝鮮と対立している韓国の外交部長官が先に気を遣うべき国は同盟国である米国だ。ところが、彼の聴聞会での発言に米国務省と国防部が反論した。彼は聴聞会で「北朝鮮が非核化の意志があり、韓半島(朝鮮半島)の平和が日常化した」と従来の主張を繰り返した。しかし、米国防総省は「平壌(ピョンヤン)が軍事力の増強に対する熱望を持っている」と指摘した。鄭長官が最初のボタンから間違って留めている様子だ。