<最悪の韓日関係 突破口は>韓流ドラマに日本男性ファンも熱狂、日本アニメは韓国で興行大ヒット(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.07.05 10:30
昨年、日本Netflix(ネットフリックス)で韓国作品の視聴時間は前年比6倍上昇した。「2020年最も話題になったコンテンツ」総合ランキングでは、トップ10のうち韓国ドラマが5本入った。ドキュメンタリー部門ではガールズグループBLACKPINK(ブラックピンク)のドキュメンタリー映画が日本の国民アイドル嵐の『ARASHI’s Diary -Voyage-』に次いで2位を占めた。
2002年『冬のソナタ』から始まった韓流ドラマブームが再び到来したようにも見えるが、中壮年の女性層が「ヨン様」に熱狂していた過去とは様相が全く違う。韓流ファン層が世代と性別を問わず広がっているためだ。パンデミックの影響が大きい。業界では長期間のソーシャルディスタンスが続いて若い男性までステイホームをして、Netflixを見ながら時間を過ごす中で『梨泰院(イテウォン)クラス』『ヴィンチェンツォ』のようなビジネスドラマを発見して「韓流ドラマは女性が見るもの」という偏見が崩れたと分析している。
日本国内の韓流は文学へとその裾野を広げている。若手女性作家キム・スヒョンのエッセイ集『私は私のままで生きることにした 』が23万部(今年3月基準)売れて日本の歴代韓国出版物販売最高記録を更新した。ソン・ウォンピョンの小説『アーモンド』はアジア圏小説で初めて2020書店大賞翻訳小説部門1位にランクインした。海外文学があまり売れない日本出版市場では珍しい現象だ。