<Mr.ミリタリー>世界はサイバー戦争中…北のハッキングに抗議もできない韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.15 16:14
最近は米国とロシアの間に殺気が感じられる。米国のソフトウェア企業ソーラーウィンズと石油パイプライン企業に対するロシアの相次ぐサイバー攻撃のためだ。ロシアハッカーの組織的かつ隠密なサイバー攻撃で、米国の政府機関や民間企業など約1万8000カ所が被害を受けた。米国のサイバーセキュリティーの責任を負う国土安全保障省と国務省・財務省など政府機関だけで9カ所にのぼる。民間企業もマイクロソフトやインテルなど、その数は多い。米政府は被害範囲を把握するだけで数カ月かかり、セキュリティーシステムの正常化は2022年半ばに可能だと判断している。
米国はついにロシアに報復を宣言した。米ホワイトハウスのサキ報道官は3月、「ロシアからのサイバー攻撃に対応してさまざまなアクションをとる」と明らかにした。バイデン米大統領は4月、ロシアを制裁する行政命令に署名した。こうした中、ロシアに基盤を置く新生ハッキング団体「ダークサイド」が米パイプライン企業をハッキングした。その結果、米大手コロニアル・パイプラインが停止した。怒ったバイデン大統領は6月16日、ジュネーブでプーチン大統領に会った。バイデン大統領は会談直後の記者会見で「私は彼に『もしランサムウェアがあなたの油田のパイプラインをまひさせればどういう気分か』と尋ねた」と述べた。