【コラム】五輪中継の恥ずかしい肖像、これが本当に文化大国・韓国なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.13 11:04
「韓国は今日、文化ソフトパワーの公認を受けたチャンピオンだ。過去20年間、韓国の歌手や俳優はアジアさらには世界のスーパースターの地位にのし上がってきた。その兆しがすでに2012年バイラルする面白さを見せた『江南(カンナム)スタイル』に現れ、BTS(防弾少年団)やLoona(今月の少女)らK-POPグループの満員公演で強化され、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』の前例ないオスカー作品賞受賞にまでつながった。米国の次に、わずか5100万人ほどの人口の韓国と同じくらいグローバルな文化的影響力を持つ国はもうないというのは誇張された話ではないようだ」
米国の若手文化評論家ジェイソン・ファラゴ(Jason Farago)は昨年、ニューヨーク・タイムズ(NYT)に英文書籍『1953年以降の韓国美術』(チョン・ヨンシム他共著)の書評を書きながら冒頭をこのように修飾した。「国ポン(過度な愛国心)に酔っている」と「まだその程度には至ってないのでは」などの感情が交差するほど韓国を文化大国として描写した。もちろん一人の意見に途方もない重さを付与する必要はない。外国人、特に英米評論家の言葉に過度に一喜一憂する韓国人の慢性的習慣は、事実、文化的自尊感の不足から来るもので、直さなくてはならない癖でもある。しかし、自他問わず韓国を文化大国として語る人々が徐々に増えている点で、このことは確実のようだ。韓国文化の世界的地位は前例がない段階まで来ており、上昇の勢いにあるという事実だ。