FRBより恐ろしいタリバン…世界的経済沈滞の恐怖でウォン急落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.18 07:55
韓国の金融市場でウォンと株価が連日下落傾向を見せている。17日のソウル外国為替市場でウォン相場は前取引日より7.3ウォンのウォン安となる1ドル=1176.30ウォンで取引を終えた。昨年9月15日の1179.0ウォンから11カ月ぶりの安値水準だ。取引時間中には一時1179ウォンまでウォン安が進んだ。外国人投資家の半導体関連株売りに、世界的な景気鈍化の懸念が大きくなりドルが上がった。米連邦準備制度理事会(FRB)が資産買い入れを縮小するテーパリングの計画を具体化し、早ければ年末からこれを始めるとの観測も安全資産選好心理を高めたとみられる。
外国人投資家はこの日KOSPI市場で4100億ウォン相当を売った。半導体代表銘柄であるサムスン電子だけで4575億ウォンを売り越した。外国人投資家は9日からこの日までKOSPIで6取引日連続売り越し、この期間に売った資金は7兆4574億ウォンに達する。NH投資証券のクォン・アミン研究員は「半導体業況鈍化に対する懸念が過度に反映されウォン下げ幅が大きかった」と分析した。外国人はこの日KOSDAQ市場でも760億ウォン相当を売った。外国人が韓国株を売りこの日の韓国総合株価指数は前取引日より0.89%(28.20ポイント)下落の3143.09で取引を終えた。8取引日連続下落で、5月17日の3134.52以来の安値水準だ。KOSDAQ指数は2.86%下落の1011.05で引けた。6月21日の1010.99以来の安値だ。