韓国型発射体ヌリ号、第1・2段ロケットまでは成功…第3段ロケット、推力不足で衛星の軌道安着に失敗(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.22 06:59
宇宙ロケット独立、未完だが成功の日だった。純粋な国内技術で作られた初めての韓国型発射体(KSLV-2)「ヌリ号」が最終段階で人工衛星のダミーを軌道にのせることに失敗した。21日午後5時、全羅南道(チョルラナムド)高興(コフン)半島の先端にある羅老(ナロ)宇宙センターから韓国科学技術の“自尊心”が打ち上げられた。15度というやや肌寒い天候の中、発射場には火炎が作り出した巨大な綿雲が広がり始めた。ヌリ号は当初午後4時に打ち上げられる予定だったが、発射台下部システムおよびバルブ点検に追加時間がかかり、予定より1時間遅れた午後5時定刻に打ち上げられた。ヌリ号は離陸後127秒に高度59キロメートルに到達し、第1段ロケットを分離した。
◆第1・2段ロケットまでは成功…第3段ロケットは推力不足で衛星の軌道安着に失敗