【コラム】在韓米軍撤退の口実与える終戦宣言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.25 13:02
終戦宣言をする場合、北朝鮮が必ず提起する後続問題は在韓米軍撤退だ。南北と米国が集まって戦争終了の「発表」(statement)を超え「宣言」(declaration)をしたので北朝鮮としては「戦争は公式に終了し米軍駐留の根拠も消えた」と主張する機会が作られる。米軍撤退は北朝鮮の宿願事業だ。祖国解放戦争が米軍の介入で失敗したと信じる北朝鮮には米軍こそ韓半島(朝鮮半島)平和を歪曲する第1の矛盾だ。だから韓国政府が終戦宣言は非核化の入口と説明しても北朝鮮が作りたい終戦宣言の出口は米軍撤退だ。
高位公職者を経ていまは退いた軍将軍からかなり以前に聞いた話だ。「過去に韓米合同演習をした時だったが、韓国軍部隊の無線機の調子が悪かった。たまたま一緒に訓練していた米軍指揮官にこうした状況を話した。するとこの指揮官がハワイから通信装備を調達すると話した。少し後に本当にハワイから米軍の装備が届いた」。