【社説】オミクロン株まで出現したが…韓国政府は右往左往
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.29 11:09
韓国における新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)関連のほぼすべての主要指標に連日赤信号が灯っている。昨日は一日の死亡者(56人)と重篤患者(647人)が歴代最多を記録した。首都圏重症患者専門担当病床稼動率が85%を超えて、3日連続で1000人以上の患者が病床の割り当てを今か今かと待つ状態が続いている。昨日の一日新規感染者は3928人だったが、これは検査件数の少ない日曜日発表基準でも最多だった。
弱り目にたたり目で、デルタ株より感染力が少なくとも倍以上あると言われているオミクロン株も報告され、地球村が再びコロナ再拡大の恐怖に包まれている。今月11日、アフリカ南部ボツワナで初めて見つかったオミクロン株は25日にアジアでは香港で感染者が報告された。韓国ももはや安全地帯ではないようだ。昨年12月、インドでデルタ株が出てきてから感染が急速に拡大した痛恨の経験を考慮すると、防疫当局が速やかに動かなければならないときだ。