「東京よりソウル」…日本を抜いた「高級韓国」 100年以上続くのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.18 12:35
1882年、米国最高の富豪だったウィリアム・ヴァンダービルトはニューヨークの真ん中に邸宅を建てた。当代最高のインテリアデザイナーは内装に赤い垂木が入った竹の天井、螺鈿の蝶が描かれた壁、漆塗りの箪笥、陶磁器など、明らかに「日本風」だった。
同じ時期、フランスでは浮世絵が描かれた扇子がファッション・インテリアとして人気が高まり「日本風」がよく売れた。ロンドンのハイドパークには「日本村」ティーショップが登場し、きものを着てパーティーをしたり日本式の傘を持って歩くのが流行だった。19世紀の西洋は最近の言葉でJファッション、Jスタイルなど「日流」に熱狂した。その後100年以上も日本の文化はファッション、デザインだけでなく、美術、文学、クラシック、大衆歌謡、漫画、アニメーション、文学など世界的に「高級文化」の地位を維持した。
2021年、雰囲気は変わった。中国と東南アジアが中心だった「韓流」が北米と欧州に広がった。女優ユン・ヨジョンが白人の祭りと批判されてきたアカデミー賞助演女優賞を受賞し、韓国ドラマ『イカゲーム』はネットフリックス世界チャート1位になった。ビルボード人気曲チャートで10週間1位になったBTSの最近の米国コンサートには、コロナ感染拡大の中でも約21万3000人が集まった。