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北朝鮮、北京五輪不参加を通知…韓国政府の「北京構想」事実上消える

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.01.08 10:05
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北朝鮮が来月開催される北京冬季オリンピック(五輪)への不参加を公式化した。朝鮮中央通信は7日、「北朝鮮オリンピック委員会と体育省が中国オリンピック委員会と北京冬季オリンピック組織委員会に手紙を送り、大会不参加を公式通知した」と伝えた。

北朝鮮は手紙で「敵対勢力の策動と世界的な大流行伝染病(新型コロナ)状況により大会に参加できなくなったが、我々は盛大で立派な五輪祝祭を準備する中国の同志のすべての事業を全面的に支持して応援する」と明らかにした。

 
北朝鮮はすでに2020東京夏季五輪不参加で国際オリンピック委員会(IOC)の懲戒を受け、北京五輪に国家レベルの参加が不可能な状況だった。IOCは昨年9月、「北朝鮮の東京五輪不参加は五輪憲章に明示された大会参加義務を違反するものだ」とし、今年末まで国家オリンピック委員会(NOC)資格を停止した。

中国外務省の汪文斌報道官は「北朝鮮は中国の五輪開催を始終一貫して支持した」とし「今回も中国が盛大で立派な五輪を開催するよう支持し、感謝の謝意を表す」と述べた。

北京では北朝鮮が五輪不参加を公式化したことで政府代表団を送る可能性はさらに低下したという分析が出ている。また、来月6日に北朝鮮では最高人民会議が開催される予定であり、代表団を派遣しても幹部は抜けると予想される。

北朝鮮専門家は「北京冬季五輪を契機に韓半島(朝鮮半島)平和プロセスを再稼働しようとしていた政府の構想が事実上なくなった」とし「任期が少ししか残っていない文在寅(ムン・ジェイン)政権の立場では、ふさがった南北関係の突破口を開くのがさらに難しくなった」と診断した。



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