韓国大統領選挙の構図揺さぶる機会うかがう北朝鮮、候補の支持率により戦略変更か(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.01.09 10:04
世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン北朝鮮研究センター長は「これまでのところは北朝鮮が既存の沈黙モードから抜け出し終戦宣言や米国との対話に呼応する可能性は小さく見える。だが依然として変数が存在するだけに大統領選挙終盤まで推移を見守り続けなければならないだろう」と話した。
◇長くなる北朝鮮の「戦略的沈黙」=北朝鮮は昨年12月27~31日に朝鮮労働党全員会議を開いた後、対外関係に対する結論を1日に公開した。当初予想とは違い異例に短く原則論的なメッセージだった。「多事にわたる変化の多い国際政治情勢と周辺環境に対処して北南関係と対外活動部門で堅持すべき原則的問題と一連の戦術的方向を提示した」と明らかにしただけで、多くの具体的な言及はなかった。