【コラム】コロナ感染者急減した日本、忘年会・新年会でにぎわう(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.01.09 11:29
義父母が住むのは徳島県だ。ニュースを見ると年末までの50日ほどは感染者がゼロだった。こうした状況で感染者が1人でも出れば注目されるほかない。敏感になるのも理解できる。おかげで清浄地域で安心して温泉に行って入浴し新たな気持ちで新年を迎えられた。正月に食べるおせち料理を一緒に食べながら2年にわたりできなかった話を互いにしながら健康に家族が集まれる幸福を実感した。
今回2カ月ほど日本で過ごす間にしたかったことのひとつは演劇を見ることだ。映画は公開時期を逃しても後で別の方法で見ることができるが、演劇は上演する時に見られなければ永遠に見られない可能性が大きい。私は朝日新聞記者として東京本社所属だった当時に演劇・ミュージカル担当で毎日のように舞台作品を見に行った。そのためか東京にいると舞台が懐かしくなる。12月に東京にいる間にいくつかの作品を見た。新型コロナの影響で公演が難しくなり久しぶりに舞台に立ったのか、終わってあいさつする際に泣く俳優が多かった。切実さを感じた。感染症が広がった状況で特に芸術に従事する人たちは何をできるか悩んだだろうし公演中止による経済的負担も大きかっただろう。私が見たいくつかの作品はすべて満席だった。公演界も少しずつ新型コロナ前に戻っているようだ。