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韓国、オミクロン発人員不足で非常事態…医療・治安が危ない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.27 07:50
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21日、京畿道(キョンギド)始興(シフン)警察署で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)集団感染(クラスター)が発生した。26日までで感染者は合計37人となった。感染者と密接接触者まで一度に隔離されると始興署は非常事態に陥った。24時間稼働している112状況室は12カ所の地区隊・派出所を4カ所にまとめて地域別に統合運営しながら4交代を3交代に切り替えた。京畿南部庁警察機動隊が夜昼間に30人ずつ投入されて管内の繁華街など巡察業務を支援する。警察関係者は「2人が行っていた仕事を1人で行うという形だが、1カ月間ということで長く続くわけではなく、短期間なので耐えられるだろう」と話した。感染者は始興署の人員の4%だ。感染者が増え続ければ治安が不安定な状況になりかねない。

始興署の事例はオミクロン株の爆発力を見せている。医療・治安・通信など社会必須施設で集団感染が10%を超えれば麻ひ状態に陥る恐れがある。専門家は一日あたりの感染者が1万3000人線に拡大したことで始興署が悲鳴をあげたが、今後3万人、多い場合20万人に増えればどのようなことが起きるのかと心配している。

 
韓国政府は一日あたりの感染者が3万人でピークを迎えるだろうと期待しているが、専門家の見方は異なる。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「社会的距離確保を強化しないなら、2月末に一日10万~20万人になる可能性がある」と話した。オミクロン株の拡散は日々大きくなっている。この日午後9時基準ですでに韓国全域で1万2410人の感染が確認されていて、27日0時基準で患者は1万5000人前後まで増えるものとみられている。

一日あたり感染者20万人が一週間以上続くことになれば人口の約2.7%が隔離状態にあることになる。高麗大学医学部予防医学科のチョン・ビョンチョル教授は「オミクロン株の流行程度によって、段階別に最小限の人員でも機能するようにシナリオを作って備えなければならない」と指摘した。

このような危機対応戦略が業務持続計画(BCP・Business Continuity Plan)だ。社会必須施設の麻ひを軽減するための対策だ。だが、防疫当局は18日になってはじめて政府各部署にBCP用意を注文した。

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