【コラム】5~6日で1階ずつ? 速度戦に崩れたマンション=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.27 10:23
昨年6月9日、光州市鶴洞(クァンジュシ・ハクドン)。住宅再開発現場で撤去中だった5階建てのビルが道路側に崩れ落ちた。崩れた建物は市内バスを襲い9人が死亡し8人が負傷した。あっという間に死傷者17人を出した光州・鶴洞再開発崩落事故だ。
事故から7カ月ほど過ぎた今月11日、光州市花亭洞(ファジョンドン)。現代アイパークのマンション工事現場で外壁が39階から崩落した。鶴洞4区域施工業者であるHDC現代産業開発の事業所で再び崩落事故が起きた。花亭洞の事故現場は鶴洞の崩落現場と5キロメートルの距離だ。
事故が起きると入居予定者と市民は怒った。同じ建設会社が光州都心部だけで2件の大型事故を相次いで起こしたためだ。鶴洞の事故は区庁に提出した解体計画書と全く別の形で建物を解体しながら事故を起こした。違法な多段階下請けと管理・監督不行き届き、手抜き工事の痕跡もあちこちで見つかった。