ＬＧディスプレーが大型有機ＥＬパネルの善戦により昨年過去最大の売り上げを記録した。３年ぶりの黒字転換にも成功した。

ＬＧディスプレーは２６日、昨年の売り上げが２９兆８７８０億ウォン（約２兆８４７５億円）、営業利益が２兆２３０６億ウォンを記録したと明らかにした。売り上げは前年の２４兆２６１６億ウォンより２３％増加して過去最大、営業利益は過去２番目の規模だった。同社は「プレミアム市場で有機ＥＬパネルの大型化、中小型有機ＥＬ事業基盤強化、最高級ＩＴ製品中心の液晶パネル構造革新などが成果を出したのに伴った結果」と説明した。

ＬＧディスプレーは有機ＥＬを前面に出して新たなユーザーエクスペリエンスと価値を伝達できるゲーム・透明分野に事業領域を拡大する計画だ。また、４－６月期から画面の輝度を３０％高め、ベゼルを３０％減らした「ＯＬＥＤ．ＥＸ」を有機ＥＬテレビパネルのすべてのシリーズに適用してプレミアムラインナップを強化する考えだ。

一方、この日ＬＧイノテックも昨年売り上げ１４兆９４５６億ウォン、営業利益１兆２６４２億ウォンを記録したと明らかにした。同社は「カメラ・３次元（３Ｄ）センシングモジュールなどを生産する光学ソリューション事業が成長を主導し、板素材・電装部品事業も好調だった」と明らかにした。