【コラム】金正恩にだまされて平和を叫んだ5年、何を得たのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.10 12:01
北朝鮮が連日、ミサイル試験をしている。韓国政府は「脅威」「挑発」という表現も使えないが、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射すると「国連安保理決議に背く行為とみることができる」と明らかにした。「終戦宣言さえすれば北を米朝対話に導くことができる」と言いながら米国を説得したが、北朝鮮が終戦宣言に反応もせずミサイルを繰り返し発射し、韓国政府は茫然自失している。国民は「文在寅(ムン・ジェイン)政府が宣伝していた韓半島(朝鮮半島)平和プロセスの結果は何であり、なぜ北は平和どころか、核・ミサイルを持続的に開発し、韓国を人質にしてまた米国と対決しているのか」と質問する。
中国兵法家の孫子は「彼を知り己を知れば百戦殆からず」といった。文政権の対北朝鮮政策の失敗は北朝鮮を正しく把握できず、韓国も正しく知らないためだ。