【コラム】600万キロ飛行する韓国初の月探査船(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.15 15:57
8月に大韓民国で初めて打ち上げられる月探査船の名称はどうなるのだろうか。韓国航空宇宙研究院が先月26日に始めた月探査船名称公募展には14日現在4万件以上の応募があった。28日の締め切りまで半月近く残っているだけに応募件数は7万ー8万件に増えると予想される。2018年の「ヌリ」名称公募当時の応募件数(1万287件)の7ー8倍にのぼる。
8日午前、大田(テジョン)韓国航空宇宙研究院の衛星試験棟を訪問した。黒の断熱材で包装された高さ2.29メートル、重さ678キロの直方体が直径3.6メートルの大型熱真空チャンバの中に入った。5トンにのぼる重い扉が閉められると、チャンバの内部温度は最高123度、最低マイナス183度となる。黒い直面体は72時間、真空と高温・高圧の極限環境に耐えて外に出てくる。この直面体の正体は今年8月1日に宇宙に打ち上げられる韓国最初の月軌道船(KOLO=Korea Pathfinder Lunar Orbit)だ。