<韓国大統領選>遊説を一度もせず「ファーストレディ」に…内助者・金建希夫人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.10 11:38
韓国大統領選挙で当選した尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が最大野党・国民の力の大統領候補に決まる前日の2021年11月4日、参謀が尹氏の瑞草洞(ソチョドン)の自宅付近に集まった。会議後に席を外そうとする人たちに尹氏の夫人・金建希(キム・ゴンヒ)氏が静かに近づいてこのように話した。「夫を最後まで守ってください」。そばにいた尹氏が「何のことか」と尋ねると、金氏は低い声で「健康を害するお酒は与えないでください」と繰り返し頼んだという。
当時同席した尹氏側の参謀は8日、中央日報との電話で「金氏は露出を避けているが、実際、このように裏では相当な内助していた」とし「尹氏が『全斗煥(チョン・ドゥファン)功過』発言で論議を呼んだ時も、金氏が『早く謝るのがよい』と直接説得した」と伝えた。尹氏の政治入門後、金氏はいつも「問題」だった。否定的な舞台に立つことが多く、過酷な検証の対象に挙げられた。実際、選挙運動中は事実上、裏方の役割に満足するしかなかった。