あの時はそうだったがいまは違う? 韓国産業界「円安悪材料」も昔話
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.05 07:20
産業用素材と化粧品原料などを主に生産する泰京(テギョン)グループは30カ国で主に日本とドイツの企業と競争している。最近対ドルで円が急落し日本企業と競争する輸出企業が打撃を受ける恐れがあるとの見通しが出ているが、最近の泰京の海外実績に特別な影響はない。
泰京グループの金海蓮(キム・ヘリョン)会長は4日、中央日報のインタビューに「企業間取引(B2B)では価格が安いからとすぐには納品業者を変えない。最近は韓国製品も価格ではなく品質で勝負しており、いまのような円安は大きな脅威ではない」と話した。
円相場がこの6年ほどで最も安くなっている中で、韓国の産業界の反応は比較的穏やかな方だ。円安という悪材料を迎え海外営業と収益性確保に黄信号が灯ったと懸念した過去とは違った様相だ。