【コラム】韓国民主主義の決定的な変曲点(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.06 13:09
韓国の民主主義が決定的な変曲点を迎えている。それは韓国国民が政治経歴が一度もない検事出身者を大統領に選択した行為によるものだ。第2次世界大戦の終戦以降、韓国人は共産主義との対決で民主共和国を選択し、守護する力量と知恵を発揮した。近代化の過程では経済発展のために軍事主義に耐えた。
韓国人が国民主権と民主政府を回復した時、民主主義に対する根本制約は消えた。基本の自由と人権、周期的な選挙、代議政府交代、複数政党制、言論の自由の本質は破壊されなかった。国際調査によると、現在の韓国の民主主義指標はアジア最高順位だ。その韓国民主主義は民主化以降、2つの促進または抵抗要素と対面してきた。市場主義と司法主義だった。市場経済と法の支配は民主主義の核心を支える要素だ。しかし共同体のための緊張関係がなければ民主主義はこの要素から大きな脅威を受ける。