日本には不都合なドラマ『パチンコ』の人気…米メディア、日帝強占期に注目(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 07:29
8日、Apple TV+で公開されたドラマ『Pachinko パチンコ(以下、パチンコ)』第5話に日帝強制領期の朝鮮女性の悲劇を暗示する場面が描かれた。1931年、大阪に行った主人公ソンジャ(ユン・ヨジョン)は50年ぶりに故郷釜山に戻り、母の下宿屋を手伝いながら姉妹のように付き合っていたボッキ姉さん(キム・ヨンオク)と遭遇する。ボッキはソンジャが離れた後のことを聞かせる。「あるおじさんが来て満州工場に良い仕事があるからって私たちに紹介すると言った…」。このように話を始めたボッキは「戦争が終わって帰ってきたらあんたの母はおられなかったよ。率直に行って幸いだと思った。私たちがこのように変わったことを見せたくなかった」と言って想像できぬことを体験したことを暗示する。「日本軍慰安婦」を思い浮かばせる部分だ。
『パチンコ』は韓国俳優が出演するが、米国アップル社が作った米国ドラマだ。シーズン1(8部作)の制作費が約1000億ウォン(約101億円)と知らされた。大規模な米国ドラマが日帝強占期の朝鮮の哀歓を詳しく扱ったのは初めてだ。2017年ニューヨークタイムズ(NYT)のベストセラーにのぼった在米韓国人イ・ミンジン作家の同名の小説が原作だ。「歴史が私たちを壊したが、それでもかまわない」という大胆な最初の文章から始まるこの小説は、釜山影島(ヨンド)の下宿屋の娘ソンジャ(女優ユン・ヨジョン、女優キム・ミンハ、女優チョン・ユナ)を中心に在日3世の家族史を描いた。ドラマは脚本兼総括プロデューサーのスー・ヒュー、共同監督コゴナダ、ジャスティン・チョンなど在米韓国人の制作スタッフが参加した。