戦術核を突きつける北朝鮮…核攻撃ターゲット、米国から韓日へ拡張(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.18 07:20
北朝鮮が今月16日、新型戦術ミサイル2発を撃った。今年に入って13回目となる武力示威だ。北朝鮮メディアはミサイル発射に対して「戦術核の運用」と明らかにした。これを実戦配備すれば北朝鮮の核はこれ以上米朝間のみの問題ではなくなり、韓国が直面する威嚇にもなる。それでも軍当局は一日遅く関連事実を公開した。
17日、合同参謀本部によると、16日午後6時ごろ、咸鏡南道咸興(ハムギョンナムド・ハムフン)から発射体2発が東海(トンへ、日本名・日本海)に向かって飛んで行った。発射体の高度は約25キロメートル、飛行距離は約110キロメートル、最高速度はマッハ4.0以下だったと合同参謀本部は明らかにした。この発射体は多連装ロケット(ロケット砲)と類似の飛行特性を持つ戦術短距離弾道ミサイル(CRBM)だ。
北朝鮮の朝鮮中央通信はこのミサイルを「新型戦術誘導武器」とし「戦術核運用の効果性と火力任務の多角化を強化するために大きな意義を持つ」と説明した。戦術核を撃つミサイルとして開発したという意味だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は昨年1月、労働党第8次大会事業総和報告で「核技術をより一層高度化し、小型・軽量化、戦術武器化を発展させる」と話していた。