「安い時に買っておこう」…価値下がった円預金、今年に入り22%増=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.02 06:51
都市銀行の円預金が急増している。円が20年ぶりの安値水準に落ち「安い時に買っておこう」という需要が大きく膨らんだためだ。この辺りなら底値と考え円の反騰を期待して投資に出る需要があるが慎重なアプローチが必要というのが市場専門家らの話だ。
国民銀行、新韓銀行、ハナ銀行、ウリィ銀行、農協銀行の5大銀行によると、先月28日基準でこれら銀行の円預金残高は6044億円だ。昨年末より約22%(1078億円)増加した。このうち半分を超える579億円は3月に増えた。銀行の外貨預金は利率が年0~1%台だが、留学生など実需要者が預金に乗り出している。
ある都市銀行関係者は「3月に円相場が100円=1000ウォンを割り込み日本に留学する学生の家族や日本との輸出入取引が多い貿易業者などが円を多く買い入れ預けている」と話した。先月29日の円相場は100円=970.16ウォンで取引を終えた。3月25日に100円=996.53ウォンを記録してから円安傾向が続いている。