韓国籍女優・玄理「日本生まれですが日本名はありません」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.09 10:25
「日本名を持たずに育ちました。両親に堂々と生きなさいと言われ、隠すことなく育ち、一層強くなることができました」
4日に公開された日本映画『偶然と想像』(監督・濱口竜介)で来韓した在日韓国人女優の玄理(ヒョンリ、本名イ・ヒョンリ、36)の言葉だ。日本生まれの玄理は、日本の芸能界では珍しく韓国国籍、韓国名で活動した。公開当日にオンライン形式でインタビューした玄理は「世代も変わったし、最近はK-POPや韓国映画が人気で、よく見てくれる方々がいる」と話した。玄理は昨年韓国で公開した日本の巨匠・黒沢清監督の映画『スパイの妻』(2020)では日帝時代の日本軍の生体実験を暴露する満州女性、草壁弘子だった。今年Apple TV+のドラマ『Pachinko パチンコ』では日本人キヨを演じ、俳優チョン・ウンイン、イ・ミンホと共演した。玄理は「国を選ばずに良い監督・スタッフ・出演陣と一緒に仕事をしたいと言ってきたが、今になって実現している」と笑顔を見せた。