「サル痘、欧州のレイブパーティでの性接触通じて広がったか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.24 11:12
発生地のアフリカを超え欧州や中東などに拡散しているサル痘は、最近ベルギーとスペインのレイブパーティで同性愛者の性的接触を通じて広がった可能性があると23日にAP通信とガーディアンなどが専門家の話として報道した。
世界保健機関(WHO)の感染症専門家、デイビッド・ヘイマン氏はAPに「サル痘は濃厚接触を通じて感染する。性的接触が感染を増幅させたとみられる」と話した。彼はそれまでアフリカ以外の地域で広範囲な感染が起きていなかった点から、欧州で開かれた2回のレイブパーティが感染拡散を説明する傍証だと付け加えた。また、この夏にイベントに参加する人数が増加すると予想し、夏に患者数が急増する恐れがあると警告した。
これまで人を通じた感染は主に服やベッドシーツで濃厚な接触を通じて感染するとされており、性的接触を通した感染は記録されていない。ヘイマン博士によると、サル痘は主に野生のげっ歯類や霊長類のような動物により人に感染し、中央アフリカと西アフリカで主に発生した。症状としては主に顔や生殖器に発熱と発疹が現れる。