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カンヌで際立った韓国コンテンツ、その後ろには「ハリウッド型スタジオ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.09 09:42
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今年カンヌ国際映画祭では韓国映画の存在感が際立った。公式コンペティション部門の受賞作『別れる決心』(監督賞)と『ベイビー・ブローカー』(主演男優賞)だけでなく、非コンペティション部門でミッドナイトスクリーニングに出品された『ハント』、批評家週間閉幕作で上映された『次のソヒ』などが映画祭で人気を得た。

俳優ソン・ガンホに主演男優賞を抱かせた『ベイビー・ブローカー』と俳優イ・ジョンジェの監督デビュー作『ハント』には共通点が一つある。全部カカオエンターテインメントの子会社である制作会社会社(映画社ジプ・サナイピクチャーズ)が作った。2年余り前から制作会社を買収・合併してコンテンツ業界に飛び込んだカカオエンターテインメントはこの他にも俳優ハ・ジョンウ・俳優キム・ナムギル主演の『夜行』、俳優イ・ビョンホン・俳優ユ・アインが囲碁ライバルで競う『勝負』などの作品公開を控えている。

 
韓国映像コンテンツ市場に大規模のスタジオが相次ぎ登場して勢力地図が変わっている。過去テレビ局や小規模の制作会社を中心にドラマや映画を制作・流通したとすれば、もう多数の制作会社および流通チャンネルを持つ大型スタジオがコアIP(知的財産)の発掘から投資・制作・流通など全過程を主導する「ハリウッド型」スタジオシステムが形成された。プラットフォームにこだわらずOTT、テレビなどを通して作品を流通する。

このような流れの先頭には3月「グローバルトップティア(Top-tier)の制作会社になる」として社名をJTBCスタジオから変えたSLL(Studio LuluLala)がある。2019年から映画制作社パーフェクトストームフィルム、BAエンターテインメントを買収するなどコンテンツ制作力を強化したSLLは現在制作会社15社を保有した大型スタジオだ。

特に、昨年にはネットフリックスシリーズ『地獄』『D.P.』などの興行作をはじめ、26編の作品を制作して売り上げ5588億ウォンで国内1位(売り上げ基準)の制作会社になった。新型コロナパンデミック以降初めて「1000万映画」が有力視される『犯罪都市2』と「推仰」ブームを巻き起こしたJTBCドラマ『私の解放日誌』もSLL傘下制作会社作品だ。4月メディアデーイベントでチョン・ギョンムン代表理事は「SLLはJTBCチャンネルで放送するドラマだけを作るスタジオを越えた」として「ハリウッドのメジャースタジオと肩を並べるスタジオとして飛躍するだろう」と話した。

カンヌで際立った韓国コンテンツ、その後ろには「ハリウッド型スタジオ」(2)

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    カンヌで際立った韓国コンテンツ、その後ろには「ハリウッド型スタジオ」(1)

    2022.06.09 09:42
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    (左から)映画『犯罪都市2』(BAエンターテインメント)、JTBCドラマ『私の解放日誌』(スタジオフェニックス)、ネットフリックスドラマ『D.P』(クライマックススタジオ)[写真 各配給会社]
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