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「韓中修交30年の成績表は10点満点中5点」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.04 14:20
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すると徐院長は洪院長が「韓中関係の過去と現在、そして未来に対して正しく理解することができずにいる」としながら批判に出た。文在寅政権に対する洪院長の評価と関連して「文前大統領とその参謀が韓国の国益を売り飛ばすことでもしたか」と問い返した。徐院長は「これまで金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮指導者は同胞である韓国を対象に戦争する意思がないという点を何度も明らかにした」とし「韓国が忍耐を持って友好政策を堅持していくなら、南北関係は改善されるだろう」と主張した。北朝鮮の核問題に対する認識に関連し、韓国とは非常に大きな乖離が感じられる。

徐院長はまた「相互尊重」の問題に関連し、世界の大国の中で中国のように近隣諸国に対して友好的な政策を展開している国があるかとし、米国は果たしてメキシコやキューバなど近隣諸国に対して非常に友好的だと考えるのかと問い返した。韓国国立外交院と中国国際問題研究院は韓中両国の外交部傘下の代表的な外交シンクタンクだが、そのトップ同士の舌戦からも分かる認識の違いは、修交30周年を迎えるにもかかわらず非常に大きいことを示している。韓国の世宗(セジョン)大のイ・ムンギ教授と中国の上海社会科学院の葛涛研究員はこの日、韓中間の交流は過去30年間に十分にやってきており、今後はどのように協力していくことができるかに集中する時だと意見を集約したが、洪院長と徐院長の間で鋭くやり取りされた対話は韓中関係が今も先が長いことを改めて気づかせる。

 
この日、祝辞に出た朴振(パク・ジン)外交部長官は「考えを集めて利益を加えるという『集思広益』という諸葛亮の言葉のように、今日この席が韓中関係の未来発展のための知恵と洞察を集める意味深い席になることを願う」と述べたが、韓中間の認識の隔たりがまだ大きいことを確認させる意味のほうが大きかった。今回の学術会議は韓国政治学会、高麗大学アジア問題研究院、国民大学中国人文社会研究所、韓中社会科学学会、韓中関係未来発展委員会、経済人文社会研究会などが共同で開催し、韓中両国から74人(韓国53人、中国21人)が出席して熱を帯びた討論を行った。

「韓中修交30年の成績表は10点満点中5点」(1)

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