【社説】3兆ウォン台の不審な外国為替取引、徹底的に明らかにしなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.27 11:42
信頼が命である金融業界で3兆ウォン台の不審な外国為替取引が見つかり検察が捜査に入った。昨年下半期から今年上半期までウリィ銀行と新韓銀行などで起きたものだ。金融監督院が検察に提出した資料にはウリィ銀行支店で8500億ウォン、新韓銀行支店で1兆3000億ウォンが釈然としない名目で中国と日本などに送金された内訳が入っていた。
検察は輸入代金を装った違法な外国為替取引の可能性もあると疑っている。一般的に巨額の外貨を取り扱うとは考えられない新生法人や中小企業が送金者だったためだ。ウリィ銀行では該当取引の90%以上が金塊や半導体チップを輸入するとして関連書類を提出していたという。しかし実際に該当製品が韓国に持ち込まれているかは確認されていない。企業当たり多くて数百回に分ける方式で海外送金が行われたという。