俳優ヒョンビン&ユ・ヘジンコンビ、5年ぶりの映画『共助』…前作を乗り越えるだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.01 10:03
『パイレーツ』『ダンシング・クィーン』などユーモア中心の映画を主に演出してきたイ・ソクフン監督は先月30日、マスコミ懇談会で「(第1編に比べて)私がアップグレードできる部分はコメディだと考えた。第1編ではチョルリョンのキャラクターが復しゅう心に燃えるキャラクターだったとすれば、第2編ではチョルリョンが少し自由になったため、コメディを強化することができた」として「そのような点が休日に家族みんなで見やすい要素ではないかと思う」と話した。
自動車追撃シーン、ワイヤーアクションなど都市の所々を背景に繰り広げられる華やかなアクションシーンも目を引く。特に、ビルの壁面から屋上まで続くチョルリョンとミョンジュンのアクションシーンは、ややもすると退屈になりかねない後半部に緊張感を与える。チョルリョンを演じた俳優ヒョンビンは「該当アクション分量だけで10日以上撮影したようだ」として「今振り返ると、本当に危険な瞬間が多かったが、お互いに頼りながら無事に撮影できて幸いだ。武術チームが本当に苦労した」とアクションシーンの撮影感想を述べた。真剣なアクションのほかにも、第1弾で濡れたトイレットペーパーアクションに代わるハエ叩きアクションなど、コミカルな生活密着型アクションシーンも描かれている。
ただし「連休用ポップコーンムービー」という『共助2』のアイデンティティであり競争力が逆説的にデメリットとして働く余地もある。しっかりしたストーリーや蓋然性はさておき、コメディーとアクションだけを適当に混ぜて笑いを誘おうとする戦略は休日を狙った映画としては安全な選択だろうが、似たような映画を数多く見てきた観客ならば「知っている味」の面白さよりは既視感だけが強く残るためだ。