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老後に4千万円必要?「百年安心」と言ったのに…日本で話題となった映画

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.12 09:12
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日本映画『老後の資金がありません!』で老後資金確保のために切り詰めてやりくりする主人公の篤子。女優の天海祐希が演じた。[写真 アーリーバードピクチャーズ]
老後の生活、あなたはどれくらい準備できているだろうか。夫と息子、娘と同居する50代主婦の篤子(天海祐希扮)は、「夫婦2人が65歳から30年間生きるためには4000万円の老後資金が必要だ」というニュースを聞いて衝撃を受ける。フリーターの娘、就活中の息子を持つ夫婦の通帳には700万円しかない。このままではいけない、篤子は老後資金調達のための秘策を構想する。

秋夕(チュソク、中秋)連休に韓国でも公開される日本映画『老後の資金がありません!』は長期不況の中で少子高齢化が加速化している日本社会の悩みを如実に示している。篤子は老後資金調達のために切り詰めてやりくりするが、相次いで災難が降りかかる。不景気で夫が突然失業し、娘は結婚相手を連れてきて豪華な結婚式に固執する。そこに日本が豊かだった時代から豪快な金遣いが身についている姑と同居しなければならない過去最大の危機が迫る。

 
◆年金、「百年安心」と言ったのに

昨年末、日本で公開されて人気を集めたこの映画は2019年夏を熱くした「老後資金2000万円」論争を思い出させる。当時、日本金融庁は夫65歳、妻60歳の収入のない夫婦を想定した場合、夫婦が今後30年暮らすためには年金以外に2000万円必要だという報告書を発表した。すべての国民が加入する基礎年金と会社員が加入する厚生年金を含め、夫婦が受け取る1カ月の年金は20万9198円だが、実際の支出額は26万3717円で、1カ月に5万4519円の赤字が出ると計算した。

見方によっては当然とも見えるこの報告書に日本は騒然とした。日本政府は2004年に年金制度を改革し、「百年安心」をスローガンに掲げたが、突然高額の老後資金が必要だなんて「政府の年金政策の失敗を国民に押し付けている」という批判が出た。結局、当時の安倍晋三首相が「報告書の内容が政府の制作スタンスと異なる」と受理を拒否し、状況を収めようとした。

興味深いのは、多くの人が「老後資金2000万円」の報告書に興奮しつつも、実際には老後のためにこれよりはるかに多くのお金が必要だと考えていたということだ。当時の調査で「老後の備えに十分だと思う資産はいくらか」という問いに、40~60代とも3000万円以上と答えた。しかし、実際の保有資産は40代が780万円、50代は1132万円、60代~70代が1830万円と答え、必要金額を大きく下回った。

◆年金開始、年齢75歳まで遅らせ

3年過ぎた今の状況は更に良くない。コロナ禍で職場を失い、厚生年金を払えない人が増加し、1人世帯の割合も40%近くまで増えた。何よりも消費者物価が対策なしに上がっている。物価が上がれば生活費は増える。『老後の資金がありません!』に登場した「4000万円」はこのような状況を反映した金額だろう。

出生率の低下、人口減少により年金を納める人数が減り、日本の公的年金は2002年から赤字に転換し、2100年までの累積不足額が480兆円に上るとの見方も出ている。しかし、日本政府は高齢者の反発を懸念し、根本的な改革には手をこまねいている。代わりに定年を延長し、年金受給時期を遅らせる形で財政不足問題を解決しようとしている。

日本ではすでに今年4月から年金開始年齢の上限を70歳から75歳に延ばした。年金受給時期を繰り下げるほど、より多くの金額を受け取れるようにプログラムを組み、年金生活開始を最大限先送りするよう誘導した「便法」という批判も出ている。

◆結末はハッピーエンド?

一方、韓国の国民年金の平均受領額は4月基準で57万6905ウォン(約6万円)だ。国民年金の所得代替率は31.2%でOECD平均(47.4%)に大きく及ばない。2050年頃には国民年金基金が枯渇するという危機論も続いている。年金の悩みで10~20年先を行く日本の事例をよく調べなければならない理由だ。

ところで、『老後の資金がありません!』の篤子の家族はどのように危機を克服したのか。ネタバレになりかねないため詳しい説明は避けるが、人生を見つめる姿勢、ライフスタイルを大幅に切り替えることに突破口を見出す。映画はやはりハッピーエンドだが、エンドロールが流れる頃には「私の老後は?」という悩みが深まる。

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