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尹大統領、バッキンガム宮殿で日本の天皇に遭遇…英国王には「いつでも韓国に来てください」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 09:17
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故エリザベス女王の葬儀に出席するために英国ロンドンを訪問中の韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が18日(以下、現地時間)、徳仁天皇と遭遇した。

この日午後6時、英国王チャールズ3世が開催したレセプションに出席した尹大統領は1時間ほど行事が開かれたバッキンガム宮殿に留まって各国首脳と挨拶を交わした。この中には2019年即位後初の海外訪問地である英国を訪れた日本の天皇皇后両陛下もいたという。大統領室高位関係者は「レセプションには全世界の王家の会合とみまごうかのような多くの国々の王室と友好国の首脳が出席していた」とし「米国のジョー・バイデン大統領夫妻と遭遇して挨拶すると『すぐ国連で会おう』と話した」と伝えた。あわせて「徳仁天皇やスペイン国王フェリペ6世をはじめ、ヨルダン・ブルネイ・ベルギー・デンマークなどの王室から多くの人々が出席していた」と付け加えた。この関係者は続いて「非常に多くの人々が出席していたため、特定の人と長く話ができなかった」としながら「(徳仁天皇とも)遭遇して歓談したという表現が正確で、挨拶を交わした」と付け加えた。

 


過去、韓国大統領は韓日首脳会談を契機に天皇に会うことが常だった。全斗煥(チョン・ドゥファン)前大統領から李明博(イ・ミョンバク)前大統領に至るまで、訪日の際には天皇と面談する形式を取った。朴槿恵(パク・クネ)・文在寅(ムン・ジェイン)大統領は天皇に会わなかった。尹大統領は英国女王の国葬出席を機に天皇ともまず顔合わせをしたことになる。

まもなく開幕する国連総会を契機とした韓日首脳会談の開催は不透明だ。韓国政府は首脳会談開催を公式化したが、一部の日本メディアは両国首脳会談開催について「不透明」と報じている。これに関連し、大統領室関係者は「現時点で特に申し上げる言葉はない」と述べるにとどまった。現地では韓日首脳が正式会談あるいは最低でもプルアサイド((Pull-Aside・略式会談)を通じて会う可能性が高いという見方が濃厚だ。

尹大統領はこの日のレセプションでチャールズ国王に別途深い哀悼を表わした。尹大統領は「自由と平和の守護者として献身したエリザベス2世女王を忘れることができないだろう」としながら「大韓民国国民も共に悲しんでいる」と見舞いのメッセージを伝えたと金恩慧(キム・ウネ)大統領室広報首席が伝えた。これに対してチャールズ国王は「遠方からここまで来て下さったことに対して深い謝意を表する」と答え、カミラ王妃やウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃など王室一族を一人ひとり紹介したという。

この席でキャサリン皇太子妃は尹大統領に「韓国に行ったことがない。招待があればいつか行ってみたい」という意向を明らかにし、チャールズ国王も「かなり以前の1992年に訪問したのでもう一度行く機会が許されることを願う」と述べた。これに対して尹大統領は「いつでも歓迎する」と呼応した。

尹大統領は19日午前にはウェストミンスター寺院で執り行われるエリザベス女王の国葬ミサに出席する。尹大統領は大韓民国の政府と国民を代表して最高の礼節を守って故人に対する追慕の意を明らかにする予定だ。

国葬に出席した後は韓国戦争(朝鮮戦争)参戦勇士に勲章を授ける計画も推進中だ。金広報首席は「英国は韓国戦争のときに米国の次に多い8万人以上が参戦した」とし「長年の友邦として大韓民国と英国間の犠牲と奉仕を賛える時間になるだろう」と説明した。

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